香港を知り尽くした企画担当者がおすすめする焼きそばとビーフン(米粉)の逸品をご紹介！

香港といえば、世界でトップレベルの食の街と誰もがご存知ですよね！特に世界一とされる中華料理のレベルの高さは、香港人をはじめ世界中の人々を魅了しています。

しかしその一方香港には、華やかな中華料理の裏側でひっそりと、しかし確固とした地位を築いている料理の分野があるのをご存知ですか。それが今回ご紹介する香港焼きそばと米粉(ビーフン)です。

香港焼きそば

料理の一分野としてはとっても庶民的ですが、実に味わい深く気取らずに手軽に食べられるということで、古くから香港人の生活に根ざし彼らの食を支えています。具材や味付け、麺の太さなど様々な種類の焼きそばが楽しめます。

①香港焼きそばの真髄”しょうゆ焼きそば(鼓油皇炒麺)”食べ比べ対決！

「正斗(せいと)麺粥専家」

最優秀金賞にも輝いたワンタン麺の称号を得た名店の“しょうゆ焼きそば”が絶品！

高級感溢れる落ち着いた雰囲気の中で上品な麺・粥料理がいただける名店。香港料理大賞最優秀金賞に輝いたメニュー蝦入りワンタン麺(正斗鮮蝦雲呑麺)は言わずと知れた人気メニューですが今回はお店でもワンタン麺に引け劣らないほどの根強い人気メニュー“しょうゆ焼きそば”を紹介します。

自家製の細麺に具材はもやしとネギ、味付けも醤油ベースの秘伝ソースだけで余計なものは加えないというシンプルな一品。もやしのシャキシャキ感と麺本来の小麦の風味や香ばしさ、素材の味わいに食べた人誰もが大満足。一度食べたら忘れられないこの味はリピートせずにはいられません。

       お店情報    高級レストラン

住所：香港島中環港景街1號國際金融中心商場3/F　3016-3018號舖

営業時間：11:30-23:00

しょうゆ焼きそば(鼓油皇炒麺)　HK$118(日本円1,900円)　

麺の細さ　★★★★☆

ボリューム(量)　　★★★★☆

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松記(まつき)辣蟹

しょうゆ焼きそばとお店看板メニュー蟹料理とのコラボ！

かつて水上生活者が船上で食べられる新鮮な魚介を使った料理を作り始め、80年代に陸に上がったのち「ダイパイトン（屋台）」から営業が始まった蟹のレストラン。

しょうゆ焼きそばと是非一緒に注文して頂きたいのが特製スパイスをかけた蟹です。プリプリの身が詰まった濃厚な旨味と、更に蟹を覆いつくすほどのニンニクやトウガラシ、香辛料等を揚げた自家製スパイスが絶品です。

蟹を調理した後のエキスが凝縮された油を使って炒めるしょうゆ焼きそばは、ちょうどいい縮れ具合で油っぽくもなく旨味凝縮、かつポソポソしない食感は正に職人技です。先程の蟹を覆った香辛料等を揚げた自家製スパイスを麺にふりかけるとしょうゆ味とピリ辛スパイスが口のなかで絶妙に合わさり一層食欲をそそります。

お店情報　　庶民派レストラン

住所：九龍城福老村道63号

営業時間：11:00~

しょうゆ焼きそば(鼓油皇炒麺) HK$90(日本円1,400円)

松記特製蟹HK$800(日本円12,000円) ※3~4人前

②米から作る麺 米粉(ビーフン)ときしめん風河粉(ホウファン)あなた好みはどちら?

香港では、近年米粉の麺が流行っていて美味いという噂をよく聞きます。中国語名「米粉」の漢字が示す通り、米の粉のみから作られ、調理方法は様々ですが炒める場合とスープに入れる場合が多いです。米粉にはまっすぐで細い「米粉(マイファン)」といういわゆるビーフンと幅広できしめん風の「河粉(ホウファン)」に分けられます。

何洪記(ホー・ホン・ゲイ)

きしめん？のような太めな麺がクセになる！牛肉焼きそば

2011年に初めてミシュランガイドで星をとって以来、多くの外国人観光客や地元香港の人たちが多く押し寄せる人気店。1940年代に露店として営業をはじめ、1964年に初めてレストランとしての店舗を構え、今日まで伝統のオリジナルレシピを守り続けています。

幅1センチ弱で薄く柔らかいきしめんのような太めの麺(河粉)と牛肉を自家製の甘辛醤油ダレで炒めた牛肉焼きそば。見た目に脂っこく見えるかもしれませんが、具材のニラの爽やかさと米でできた麺(河粉)が中和されさっぱり系の味です。それでも油が強すぎる思う方はお酢をかけて調整してみて下さい。

お店情報　高級レストラン

住所：銅鑼湾軒尼詩道500号希慎広場12櫻

営業時間：11:30-23:00

牛肉焼きそば　HK$108(日本円1,700円)

麺の太さ　       ★★★★★

ボリューム(量)　　★★★★☆

紫京(しきょう)海鮮飯店

ビーフンを土鍋で炒めたアツアツメニュー”干焼粉絲”

あまり観光客に知られていませんが、街市(ガイシ)と呼ばれる生鮮料理などを扱う市場の中にあるローカル店。地元常連客も多く訪れます。

一押しのメニューはビーフンを土鍋で炒めた「干焼粉絲」。アツアツの土鍋からは、干しエビの風味と白菜の甘みそしてセロリやパクチーの香りが漂います。辛味がなくあっさりとした塩味は、米粉(ビーフン)本来の味が楽しめますのでご飯ものの代わりにもぴったりです。かなり量が多いので3~4人でシェアしても十分です。

お店情報   　庶民派レストラン

住所：西環西營盤正街街市1樓熟食中心

営業時間：11:00～22:30

HK$68(日本円1,100円)

ローカル度★★★★★

満腹度　　★★★★☆

③アツアツのあんとパリパリ麺のコラボ最高!海鮮あんかけ焼きそば

翠園(すいえん)

香港最大の美食集団であるマキシムズが経営する広東料理店で、特に飲茶の美味しさに定評がある名店です。九龍半島や香港島を中心に8店舗を構えており、どこに行っても見つけられる便利なロケーションが嬉しいです。

海鮮あんかけ焼きそば

魚介の旨みがしっかり楽しめるように、味はシンプルな塩味。食べはじめは香ばしい風味と麺のパリパリの食感、食べているうちにあんがしみて柔らかくなった麺も何ともたまりません。思わず笑顔になってしまいますよね！点心とともに是非味わっていただきたい一品です。

お店情報　高級レストラン

住所：九龍尖沙咀星光行4櫻

営業時間：[月～土]11:00～23:30[日・祝]10:00~23:30

HK$168(日本円2,700円)

麺の細さ　★★★☆☆

ボリューム(量)　　★★★★☆

いかがでしたか？皆さまも美味しい焼きそば、ビーフン食べたくなってきませんか？！なりますよね！きっとこれを食べればあなたも香港通の仲間入り間違いなし！さっそく香港旅行の計画をたててみましょう?