
実際に私が体験したお話!経験談編
たかが土されど土!意外と手ごわい赤土のゴルフ場
詳しい成分などは分からないのですが、海外のゴルフ場には日本のゴルフ場と違う赤い色をした土を使っているところがあります。
私は海外には履きやすさを重視してスニーカータイプ(素材がメッシュや布で構成されたモデル)を良く持って行っていたのですが、赤土を使用しているゴルフ場で履いた時に、土がシューズの細かい隙間に入り込んでしまい、布部分に土の赤い成分が色移りをしてしまった経験があります。それ以来クラシックタイプのツルっとしたシューズを持っていくようになりました。これなら隙間が少ないので掃除も楽ですし、色移りすることもほとんどなくなりましたよ。
さすがに事前に海外のゴルフ場の土の種類?を調べるのは難しいので、色移りをしたくないのであればクラシックタイプのシューズを持っていくことをお勧めします。
経験して初めて分かる!ウェッジのバウンスの違い
これも実際にプレーして痛感した事。
海外では土壌も芝質も日本と全然違う事が多く、実際にプレーするとその違いに驚かされます。特にプレーで感じたのはウェッジのバウンスの有効性。私は普段比較的バウンス角の大きな(ハイバウンス)のウェッジを好んで使っています。日本の芝質にはハイバウンスの方がミスに対して助けてくれるからです。これが海外の硬い地面や粘ってボールが沈む芝質には厳しく、細かくボールコントロールすることが難しかったです。こういったコンディションでプレーをされているプロがローバウンスのウェッジを好むのですがそれが良く分かりました。
ローバウンスのウェッジは決してやさしいわけではないのですが、地面が硬くボールが沈むような粘る芝では直接ボールを打つのには適しています。
わざわざそのために買う必要もないと思いますが、この事実を知ったうえでプレーする時の楽しみにしてもらえればうれしいですね。
硬いのはフェアウェイだけじゃない!ショットはもちろんアプローチも手前からが基本
海外のゴルフ場で多くみられる硬めのフェアウェイですが、硬いのはフェアウェイだけじゃありません。フェアウェイが硬ければかなりの確率でグリーンも硬いです。
土も硬ければ芝も強く硬いのでグリーンに直接落とすと大きく跳ねてしまい、どんなにスピンをかけても中々止まってくれません。そうなってくると手前から転がして行くのがベストな攻め方になります。100ヤード以内でもグリーン手前から転がしていくようなイメージを持たないとピンそばに止めるのは難しいでしょう。実際にそういった場面がたくさんありました。バンカー越えのアプローチなんてことになるとどうして良いのかわからなくなるぐらい・・・そういった環境は経験しないと寄せるなんてことはまず無理です。
どうなるかわからないんですから。結果が良くなくても当たり前です。寄ったらラッキーぐらいな気持ちでチャレンジし、失敗したらしっかりその結果を学習して日本に帰ったら是非周りの仲間に教えてあげてくださいね。
スコアを気にするなら暫定球は打っておこう
海外のゴルフ場は、日本のゴルフ場のようにコースの境目やペナルティエリアなど、ジェネラルエリア以外はさほどメンテナンスがされていません。大丈夫だろうと行ってみると意外とボールが見つからなかったりすることが多いので、少しでも怪しいなと感じたら暫定球を打っておくと良いでしょう。
またコース内でもちょっとした木々がブッシュになっていたりするので、自分のボールと確認できずにロストボール扱いになる可能性もあります。仲間でワイワイプレーするなら、同伴競技者に了解を取って独自のルールでやれば良いですが、厳密にスコアを記録したいなら暫定球を打っておくと良いでしょう。
最初の3ホールはアイアンの飛距離をチェック!
日本でも季節や標高が変わると飛距離が変わるように、海外でも当然飛距離が変わってきます。普段150ヤードを7番で打っていたとしてもプレーする国の気温や標高によって、160ヤード飛んでしまったり、反対に140ヤードしか飛ばなかったりと1番手ぐらいは簡単に変わってしまいます。
そういった状況をチェックするために最初の3ホールはグリーンのセンターを狙って普段の飛距離とどのくらい差があるのかをチェックすると良いでしょう。特に日本が冬の時に、常夏の国でプレーなんて状況だと20ヤードぐらい変わってしまうこともありうるので、最初からピンをデッドに狙うなんてことは避けた方が無難です。
乾燥したエリアでのプレーではいつもより多めの水分補給を
日本での暑い季節は、湿度があるため汗がウェアに残り水分が失われているという実感がわきやすいですが、海外は湿度の低く気温が高い国がたくさんあります。そういった国でプレーすると汗をかいても、すぐ蒸発してしまうため自身から水分が失われている実感がわきづらいんです。
脱水症状が自覚として表れてしまうと足がつったりめまいがしたりともうプレーどころではありません。せっかく楽しみに来ているのですから、そうならないためにこまめに水分は取ってください。
風が吹くと意外と涼しく感じますが、思ったより汗をかいていることが多いので常に意識して水分を取ることが大切です。

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