さて、前回「デルタ航空で行く!ナイアガラの滝観光の拠点となるトロント(前編)」でカナダのトロントの街の魅力について、とりあげました。
たくさんあるトロントの魅力を(勝手に)4つに集約したところ、次のようになり、一つめの他民族がもたらす魅力・見所についてと、三つめの乗り物の中で自転車のご紹介を終えたところでした。
- カナダらしい美しい町並みの中で、世界中の美味しいご飯が食べられる♪
- 日本人・アジア人も溶け込みやすいので、まるで地元民のような気分が味わえる♪♪
- 自転車、バス、ストリートカー(路面電車)、地下鉄、船、ボート、等など、乗り物が多いので、乗り物好きにはたまらない♪♪♪
- まるでロンドンのような劇場街や最先端の美術館があり、アート好きも大満足♪♪♪♪
後半では残りのポイントをご紹介していきます。順番が前後して恐縮ですが、二番目の「地元民のような気分を味わえる」ですが、背景として、移民文化だけでなく、留学生も多いお土地柄なので、街を行き交う人々のダイバーシティ(多様性)はニューヨークにも通じるものがあります。
トロント市のホームページによると、”トロントには世界中の全ての文化グループに属する人々が生活していると言える”と書かれています。トロントに集う世界各国の人々の母国語は、足していくと180以上にのぼるそうです。
次に乗り物の魅力について。自転車については(前編)で紹介しましたので、その他、特に公共交通機関についてご紹介したいと思います。
こちらトロントの街の公共交通機関MAPです。地下鉄、バス、ストリートカー(路面電車)が縦横無尽に走っており、旅行者が行きたいところや地元住民が頻繁に訪れる施設などはほぼ網羅されているという感じです。
この三種類の交通機関は全てトロント市交通局(Toronto Transit Commission,通称TTC )によって運営されているので、チケットが統一制なので、旅行者からみても判りやすく、利用しやすくなっています。
一区間ごとにチケットを買う(1回券は3ドル25)こともできますし、便利な一日券(Day Pass、12ドル50セント)や、一週間券(Weekly Pass、43ドル75セント)もあります。
2017年5月時点での料金表はTTCのウェブサイトでご覧いただけます。
地下鉄、バス、ストリートカーの中で、私が勝手にイチオシなのは、ストリートカーです。まず外観が可愛らしい。走っている場所も観光地をカバーしていますし、道をカーブしながら進んでいく感覚がとても楽しいです。そして何よりも美しい町並みを見ながら移動できます。
社内の路線図。表示がわかりやすいので、安心して乗ることができます。
社内の様子はこんな感じです。バスと同じように、次の駅がアナウンスでお知らせされますし、この写真にあるように小さめですが表示もされます。
そしてこちらが地下鉄の入り口を示す看板です。TTCのロゴマーク入りで、大きくSUBWAY(地下鉄)と書かれていますので、大変わかりやすいです。ストリートカーの駅と地下鉄の駅が交差していて、乗り継ぎがしやすくなっていたりもします。とてもユーザーフレンドリーな作りです。
時間があって、自由に散策するのが好きな人にはTTCの一日パスや一週間利用をお薦めしますが、効率よくまわりたい、日本語のガイドさんつきで回りたいという方には、もちろんオプショナルツアーも強い味方です。また、世界各地で展開している乗り降り自由の観光バスもあります。(一例:シティサイトシーイング・トロント)ので、ご自分と旅の同行者に合ったスタイルをお選びください。
トロントの次の魅力、四つ目に挙げさせていただいた劇場街や美術館・博物館についても、簡単に触れたいと思います。こちらの写真にのっているロイヤル・アレキサンドラ劇場と、プリンセス・オブ・ウェールズ劇場、どちらも街の中心に近いキングストリートに位置しています。
今年から来年にかけても、ミュージカルやストリートプレイなど、多彩なラインナップが確定しているそうです。上演スケジュールは各劇場のホームページ(リンクをはりました)で確認できます。
このエリアには他にもシアターやコンサートホールなどが立ち並び、一大エンターテインメントエリアを構成しています。トロントには他にも、有名な「オンタリオ美術館(Art Gallery of Ontario、通称AGO)」があり、アート好きな旅人にも満足してもらえる要素が豊富にそろっています。
さて、最後に、トロントと言えば、というランドマークをご紹介して終えたいと思います。街のどこからも空を見上げるとそこに立っている、CNタワーです。
上はハーバーフロントのカナダスクエアから見たCNタワー。下は他民族マーケットストリート「ケンジントンマーケット」から見上げたCNタワー。
街のあらゆるところから、いろんな角度で眺めていると、やはり登りたくなってくるものです。「高いところ好き!」という方には即おススメ!という感じですが、展望台にそこまで興味はないよ、という方にも、意外に行ったら楽しいですよ、と推奨できる立派な観光地になっています!
このCNというのは、何を意味しているのかと思ったら、このタワーを建てたカナダ鉄道(Canadian National Railway)の名前に由来しているそうです。東京タワーと同じく、本来の役割は電波塔だったんですね。
こちら夜の時間帯のCNタワー入り口の様子です。CNタワーへは、東京でいう東京駅のような、トロントのメインステーション、「ユニオン駅」から室内通路が通っています。
寒い真冬でも行きやすいように、トロントの街には室内渡り廊下が充実しているのですが、その一環で、駅からあまり外に出ないで徒歩約10分程でCNタワーに到着することができます。
入り口も、中に入ってからの表示も、カナダの東部らしく、全て英語とフランス語のバイリンガル表示になっています。こういった表示ひとつとっても、”カナダにいるんだなぁ”と感じました。
写真がわかりずらくて申し訳ないのですが、こちらが地上447メートルにあるSkyPodから見える夜景です。夜は紫→青→赤などの色がどんどん変わっていくちょっと不思議なライトアップもあり、独特の夜景鑑賞が楽しめます。また、スリルのある乗り物や体験が大好き、という方には、地上356メートルのメイン展望台「ルックアウト(LookOut)」の外側を歩く「エッジ・ウォーク(Edge Walk)」というアトラクションもあります。
CNタワーは朝9時から夜10時30分までオープンしていますので、忙しい観光客の強い味方です。そして、お休みは12月25日のクリスマス当日のみなので、年間364日営業しています。
CNタワー
301 Front St. West ( & John St.)
入場料(上層の展望台SkyPod付き):
大人(13-64歳):48ドル
シニア(65歳以上):43ドル
子ども(4-12歳):38ドル
URL:http://www.cntower.ca/
ちなみに、トロントにも旅行者用のお得なシティパス City Passがあり、トロントの観光名所であるCNタワー、カーサ・ローマ(大富豪が建てた豪華な邸宅)、ロイヤルオンタリオ美術館、水族館、トロント動物園、オンタリオ・サイエンスセンターの中から5つに入ることができるトロントシティパスは大人ひとり58.41ドルから購入可能です。とてもお得ですので、いろいろ周る方にはおすすめです。
以上、ナイアガラの滝観光の拠点となる街、トロントの紹介でした。ナイアガラの滝に行くパッケージツアーで、ナイアガラの前後どちらかにトロントの自由時間を設けているツアーもたくさんあると思います。デルタ航空でデトロイト経由トロントへお越しの際は、ご参考にしていただければと思います。
*文中の金額はすべてカナダドルでの表示です。金額は2017年5月1日現在のもので、各組織・企業により変更される場合がありますのでご注意ください。カナダドルは2017年5月1日現在、1ドル=82円程度です。
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