人気コースや知る人ぞ知る魅力的なコースなど、北は北海道、南は九州まで、おすすめのコースをエリアごとにご紹介します✨
本日は関東エリアの第2段!
群馬県の尾瀬ヶ原をお届けします。
尾瀬ヶ原(群馬県)
尾瀬とは、尾瀬ヶ原、尾瀬沼や日本百名山の至仏山(しぶつさん)、燧ヶ岳(ひうちがたけ)等の総称です。日本有数の高層湿原であり、国立公園、国の特別天然記念物、ラムサール条約湿地として指定されています。ハイカー憧れの地・尾瀬ヶ原は、東西6km、南北2kmの広大な湿原で、例年5月上旬までは雪で覆われ、雪解けは5月中旬、初冠雪は10月末頃となります。日帰りでもハイキングできますが、尾瀬を満喫するには山小屋に宿泊することをおすすめします。夕暮れや早朝の静かな雰囲気を感じ、夜は満天の星空を見上げましょう。
■ポイント1 花の楽園・尾瀬はハイカー天国
尾瀬で観賞できる花の種類は900以上と言われ、観賞できる時期は5月中旬から9月下旬頃です。花を楽しむ場所はたくさんありますが、歩きやすい尾瀬ヶ原で観賞するのがおすすめです。湿原の雪が解ける5月下旬頃から尾瀬のシンボルであるミズバショウが咲き始め、その後、ワタスゲ、レンゲツツジ、ニッコウキスゲ、カキツバタなどが湿原を代わる代わる彩っていきます。
■ポイント2 草紅葉に燃える尾瀬ヶ原を歩く
イワショウブ、サワギキョウ、ミズギク、エゾリンドウが咲くと花の季節は終わりを告げ、湿原は秋色に変わります。9月下旬頃から湿原の植物は草紅葉として紅い色となり、 10月上旬には山々が紅葉します。ブナやダケカンバの黄、ナナカマドの赤、まるで水彩画のような美しい色彩でハイカーを楽しませてくれます。紅葉が終わる10月中旬頃から尾瀬の植物は雪によってやさしく覆われていきます。
■ポイント3 尾瀬で環境保護の歴史を偲ぶ
尾瀬の環境保護の歴史は日本の環境保全の歴史そのものと言っても良いでしょう。尾瀬の開拓が始まった明治時代より尾瀬を保護しようという動きがあり、戦後にハイキングブームが訪れた頃には環境破壊を危惧する声が盛んに上がるようになりました。現在では、国立公園や国の特別天然記念物、ラムサール条約湿地に指定され、湿原には木道が整備されています。木道は尾瀬の風景のひとつと化し、全長は60km以上に及びます。
はじめてから経験者まで、何度も訪れたい尾瀬の魅力をご紹介🌻
ヨッピ吊橋
三条の滝から戻り、東電分岐から往路とは違った道を歩きます。東電小屋を越えると、ヨッピ川に架かる吊橋があります。このヨッピ吊橋を渡ると1時間弱で牛首分岐に合流します。尾瀬ヶ原は二つの日本百名山に挟まれおり、東の福島県側には東北最高峰の燧ヶ岳(ひうちがたけ)(標高2,356m)、西の群馬県側には至仏山(しぶつさん)(標高2,228m)があります。いずれも中級レベル以上の本格的な登山となりますので、登山道に迷いこまないよう注意しましょう。山の鼻で休憩して登りの道を歩くと鳩待峠に戻ります。
四季折々の魅力がある尾瀬の風景
■時期:5月中旬~10月中旬 ■尾瀬ヶ原、尾瀬沼、アヤメ平
尾瀬は花の宝庫で、里山で見られるような植物から高山植物まで数え切れないほどの花々が競うように咲きます。至仏山や燧ヶ岳へ続く登山道には固有種も見ることができます。春から初夏にかけてはミズバショウが咲き、初夏はワタスゲやニッコウキスゲなど尾瀬を代表する植物が見ごろを迎えます。秋には湿原を赤く染める草紅葉、山々の紅葉がハイカーの目を楽しませてくれます。広大な尾瀬では場所によって花や紅葉の時期が変わりますので、中級者以上であれば行動範囲を広げて歩いてみるのもおすすめです。尾瀬ヶ原より400mほど標高が高いアヤメ平では湿原に咲く花の時期も少し遅くなり、紅葉は少し早くなります。そして、尾瀬では10月には初冠雪の時期を迎え、雪に覆われた山々の風景は言葉にできないほどの美しさです。四季折々の風景を楽しめる尾瀬はまさにハイカーの楽園です。
尾瀬は日帰りも山小屋泊もテント泊も楽しめる
■時期:5月中旬~10月中旬 ■尾瀬ヶ原
尾瀬のハイキングは日帰りでも楽しめますが、山小屋に泊まれば、より一層尾瀬の魅力を感じることができます。尾瀬には20以上の山小屋があり、それぞれに個性があるので何度訪れても楽しめます。また、尾瀬は水が豊富なことから山小屋でお風呂に入ることができます。三条の滝に向かう道の途中には温泉もあるので一度は泊まってみるのも良いでしょう。さらに尾瀬にはテント泊ができるキャンプ場もあります。山の鼻からはほとんどアップダウンがありませんので、テント初心者にもおすすめです。尾瀬の主なキャンプ場は山の鼻と見晴です。テント泊の場合は十分な装備と食料を準備しましょう。
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